交通事故の過失割合に不安を感じたら弁護士に相談を

交通事故を起こしてしまった場合、その後の損害賠償請求金額等に大きく影響してくるものが「過失割合」です。過失割合は、言い換えると、発生した交通事故に対する責任(不注意又は過失)の割合のことです。
例えば、損害賠償金額を具体的に決定する場合において、被害者が慰謝料と逸失利益で合計100万円を請求できる場合であったとして、自分の割合が20%であると、請求できる金額は80万円となり、自分の割合が50%であると、請求できる金額は50万円まで減ってしまいます。したがって、交通事故の被害者は、慰謝料や逸失利益を算定するのみではなく、それに過失割合がどの程度であるのか、という点を慎重に定めなければなりません。
加害者の過失割合が100%であれば、もちろん、被害者に生じた損害は全て加害者が補償しなければなりませんが、現実には、交通事故において、ほとんどの場合に加害者の責任が100%というケースはありません。被害者にもある程度、何らかの過失があったと考えられ、そのため、加害者と被害者との間で認識が異なっている場合などに揉める原因となります。
通常、その割合は、当事者が契約をしている保険会社の担当者同士が話し合い、「事故態様からするとこの割合でどうですか?」という連絡が入ってきます。そのような割合が妥当かどうか、ということは過去の裁判例を参考に判断されます。過去に起こった同様の事故のときの裁判例によって、割合はある程度パターン化されています。
一方で、保険会社や事故の加害者から提案された割合に納得ができないこともあります。その場合、当事者同士のトラブルに発展してしまい、落としどころを見つけ難い状態になります。最悪の場合は、調停や裁判にまで発展してしまいます。そんなときは、事故を専門とする弁護士に代理してもらうとよいでしょう。弁護士は自分の経験から、提示された割合が適正なのかどうか判断し、その判断の理由について教えてもらうことができます。もし、提示されたものが、妥当な数字ではないと判断されれば、保険会社に対して、不利な数字を是正するよう働きかけてくれます。また、面倒な保険会社とのやりとりもすべて行ってくれますので、事故の処理に膨大な時間を取られることもありません。やはり被害者として最も気になる点は、その金額が妥当なのかどうかという点ですので、その点をクリアにできるという意味でも専門家である弁護士にアドバイスを貰う価値があります。